2021年1月18日 08:34 | 無料公開
フィリピンのロクシン外相(左)と写真に納まる中国の王毅国務委員兼外相=16日、マニラ(新華社=共同)
【北京共同】東南アジア4カ国の歴訪を終えた中国の王毅国務委員兼外相は、東南アジア諸国連合(ASEAN)の国々と多国間主義の関係が深まったと成果を強調、特定の国家をターゲットに政治集団化する「偽の多国間主義」には反対すると語った。新華社が17日夜、伝えた。
トランプ米政権が中国との対抗を視野に進めてきた日本、インド、オーストラリアとの4カ国連携を批判したとみられる。
王氏はミャンマー、インドネシア、ブルネイ、フィリピンを訪問し、新型コロナウイルスワクチンや経済開発などでの協力を確認。ASEANと緊密な「運命共同体」を築いていく考えを示した。