原発関連死、7町村で人口1%超 事故で生活一変、避難長期化影響

原発事故で福島県川内村、富岡町の住民らが避難生活を送った「ビッグパレットふくしま」=2011年6月、福島県郡山市

 東京電力福島第1原発事故により避難を余儀なくされた福島県の7町村で、体調を崩すなどして亡くなる災害関連死と認定された人が、人口のそれぞれ1%以上に上ることが16日、共同通信の集計で分かった。東日本大震災発生時は無事だったのに、避難先を転々とするなど生活が一変したことで命を失った人が100人に1人以上の割合でいた形だ。長期化した避難の厳しさがあらためて浮き彫りになった。

 原発事故前に実施された2010年国勢調査の人口を基に、復興庁が昨年末に公表した昨年9月時点の関連死者数の比率を自治体ごとに計算した。


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