欧州向けワクチン、一時減へ 米ファイザー、生産工程見直しで

 【ニューヨーク、ブリュッセル共同】米製薬大手ファイザーとドイツのバイオ企業ビオンテックは15日、共同開発した新型コロナウイルスワクチンについて、欧州各国への供給量が来週1週間減少すると発表した。生産工程を見直す影響としている。

 新型コロナ変異種の感染が拡大する中、欧州連合(EU)は接種の遅れにつながることを懸念。欧米メディアによると、北欧を中心とした6カ国の保健担当相はファイザーへの公開書簡で、供給遅れは受け入れがたいと強調した。ドイツ政府も遺憾の意を表明した。

 25日に元の水準に戻る予定。2月15日から増産し、3月末までに契約量を供給するとしている。


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