GoToトラベル、全国で停止 判断遅れ、病床逼迫に懸念の声

大阪・ミナミの「Go To トラベル」の表示=27日午後

 政府は28日、観光支援事業「Go To トラベル」を全国で一時停止した。人の往来を抑制し、新型コロナウイルス感染拡大に歯止めをかけたい考えだ。ただ停止判断が遅いとして、年末年始の医療機関の病床逼迫を懸念する声が出ている。地域経済への打撃は大きく、民間研究所は3千億円超の経済損失と推計。停止は来年1月11日までの予定で、年明けに再開の可否を判断する。

 28日は新型コロナ変異種の新たな国内侵入を阻止するため、全ての国・地域を対象に外国人の新規入国も一時停止。「Go To イベント」の代金割引も停止され、「イート」のプレミアム付き食事券を販売停止する県がある。


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