ボーイング787来年減産 需要低迷、日本にも打撃

「エア・タヒチ・ヌイ」のボーイング787型機(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】米航空機大手ボーイングが、中型旅客機「787」の生産を来年半ばに月5機に減らすことが4日、分かった。新型コロナウイルスの感染拡大で需要低迷が続いているため、従来の月6機の計画を見直す。

 米メディアが、グレッグ・スミス最高財務責任者(CFO)が話した内容として報じた。787は今年9月に製造上の問題も発覚。検査の強化などから航空会社への納入が遅れているという。

 787は三菱重工業が複合材主翼と呼ばれる主要構造部を担うなど、日本メーカーの部品や材料が多く採用されている。減産による打撃が避けられない状況だ。


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