GoToトラベル来年6月末まで 平日利用の促進も検討

 赤羽一嘉国土交通相は4日の記者会見で、観光支援事業「GoToトラベル」の延長は、来年6月末までをめどとする意向を表明した。8日にも決定する政府の新たな経済対策に盛り込む。事業打ち切り後の反動減を避けるため、割引率は段階的に縮小する方向だ。旅行客が休日に集中しないよう、平日の割引率を高めるといった案も検討している。

 GoToは7月22日に始まり、割引を使った宿泊者は11月15日までに延べ5260万人。大手事業者に恩恵が偏っているとの指摘もあり、延長に当たっては、中小旅行業者などの利用、災害などで観光需要の回復が遅れている地域へ旅行を促す仕組みも検討する。


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