大阪非常事態「赤信号」初点灯へ 感染が拡大、重症者向け病床逼迫

大阪府庁で取材に応じる吉村洋文知事=3日午後

 大阪府の吉村洋文知事は3日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、同日午後に新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、府の独自基準「大阪モデル」で非常事態を示す「赤信号」を初めて点灯させる前提で協議すると明言した。府庁で記者団に語った。

 松井一郎大阪市長は赤信号が点灯した場合、府外との不要不急の往来自粛要請が必要との考えを示した。市役所で記者団に語った。

 府内では10月中旬ごろから感染者が増加傾向に転じ、重症者向けの病床使用率は今月2日時点で63・6%と逼迫している。吉村氏は70%に達した場合は赤信号とする考えを示していた。


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