F2後継、米英と協力へ 政府、分野ごとの連携も 次期戦闘機開発

次期戦闘機のイメージ(防衛省提供)

 政府は、航空自衛隊F2戦闘機の後継となる次期戦闘機を巡り、米英両国と協力して開発に取り組む方針を固めた。いずれか1カ国の政府・企業をパートナーとして絞り込み、共同開発の基本的枠組みを決める想定だったが、協力が特定国に偏るのは得策ではないと軌道修正した。システムやエンジンなど開発分野ごとの連携を視野に入れる。複数の政府関係者が2日、明らかにした。

 次期戦闘機の開発は国内防衛産業の技術力維持のため「日本主導」を掲げている。米英いずれか1カ国への依存が強まれば、主導権確保が難しくなるとの憂慮の声が自民党から出ていた。


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