早期退職の優遇制度を導入 ホンダ、来年4月から

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 ホンダは2日、早期退職者を優遇する制度を来年4月から導入すると明らかにした。55歳以上の正社員が対象で、募集人数の目標は設けない。退職金割り増しのほか、再就職や起業を支援する。「CASE(ケース)」と呼ばれる電動化などの次世代技術の開発を加速するため、組織の若返りに加え、人件費の抑制につなげる狙いもありそうだ。

 制度では2021年度のみ55歳以上64歳未満の社員が対象となる。22年度以降は55歳以上59歳未満を対象とし、人員構成の適正化を図る。

 ホンダは30年までに世界販売台数の3分の2を電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)など電動車にする方針。


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