国民民主党「皇女」制度に不快感 「皇位継承策と異なる話」

 国民民主党の足立信也参院幹事長は2日の記者会見で、政府が検討している「皇女」制度について、安定的な皇位継承策を巡って政府に速やかな検討と報告を求めた天皇退位特例法の付帯決議の内容と異なるものだと不快感を示した。「女性宮家についても議論するようになっていたはずだ。それと違う形で出てきた」と述べた。

 2017年6月に与野党の合意で成立した退位特例法に伴う国会の付帯決議は、上皇さまの退位後速やかに安定的な皇位継承や女性宮家の創設を検討するよう政府に求めていた。「付帯決議は国会の意思として付けた。それを議論した上での話でないと何の意味もなくなる」と批判した。


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