剛力彩芽が食品ロス現場へ 「できること、こんなに」

「自分も自然の循環の中にいることを考えて生活していきたい」と話す剛力彩芽

 俳優の剛力彩芽が、環境問題を考えるドキュメンタリー番組「食が変われば地球が変わる」(TBS系、6日午後3時半)で案内役を務める。実際に現場を訪れて「正直、知らないことばかりでした。でも『自分でもできることがこんなにあるんだ』と分かった」と語る。RKB毎日放送(福岡市)の制作。

 まだ食べられるのに捨てられてしまう食品を集め、発酵させて養豚業者に提供する工場を取材して衝撃を受けた。「こんなに食べ物が無駄になっている。話に聞くのと目で見るのとでは大きな違いがありました」。食品ロスの深刻さを実感し、ショックだったという。

 一方で、コーヒー抽出後の豆など身近な廃棄物を使って野菜を育てる取り組みや、規格外のフルーツを冷凍処理して新しいスイーツを開発した事例も取材。「工夫の末に生まれた食べ物がどれもおいしかった。もっと多くの人に知ってほしい」と発信者としての役割にも目覚めたという。

 撮影を通じ「環境問題というと難しいけれど、柔らかく身近な問題として考えてもらえるには、どうしたらよいか」と思案したという。消費期限切れにならないよう「なるべく買い置きをやめて使い切る」ことや「同じ商品なら環境に優しい方を買う」など、「簡単なことからやってみようと感じてもらえたらうれしいです」。


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