4人に1人「退学考えた」 コロナ禍で遺児大学生

 病気や災害で親を亡くした子どもの進学を支援する「あしなが育英会」(東京)は30日、奨学金を支給している高校生と大学生、その保護者を対象に新型コロナウイルス感染症の影響を尋ねたアンケート結果を公表した。大学生の4人に1人が「退学を考えたことがある」と答えた。同会は年内に、専門学校生や大学院生も含む全奨学生計7612人に「年越し緊急支援金」として20万円を給付する。

 退学について、大学生の20・9%が「少し考えたことがある」とし、4・1%が「大いに考えたことがある」、0・7%が「検討している」と答えた。「休学を検討した」は4・5%だった。


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