住宅着工、16カ月連続で減少 リーマン・ショックに並ぶ

 国土交通省が30日発表した10月の新設住宅着工戸数は、前年同月比8・3%減の7万685戸だった。16カ月連続の前年実績割れで、リーマン・ショック直後の2008年12月から10年3月に記録して以来となった。金融機関の厳格な融資姿勢を受けて貸家が低迷していたところに、新型コロナの流行が一層の下押しとなった。

 投資用不動産である貸家は11・5%減の2万6043戸と26カ月連続で減少した。

 持ち家は6・1%減の2万3013戸と15カ月連続のマイナス。分譲住宅は9・6%減の2万706戸と12カ月連続で減少した。


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