東証、11月上げ幅は歴代3位 3456円、実体経済と差

東京証券取引所=東京・日本橋兜町

 週明け30日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反落した。終値は前週末比211円09銭安の2万6433円62銭。11月の月間上げ幅は3456円49銭に達し、1990年10月(4210円)、90年5月(3546円)に次ぐ過去3番目の大きさだった。新型コロナウイルスのワクチン早期実用化への期待などから急騰した。コロナの打撃が深刻な実体経済との差が際立っている。

 30日は5営業日ぶりに値下がりした。新型コロナの感染拡大への懸念や、相場の過熱感から利益確定の売りが広がった。

 東証株価指数(TOPIX)終値は31・60ポイント安の1754・92。


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