金正恩氏が党会議を主宰 経済指導機関の現況批判

29日、北朝鮮の朝鮮労働党政治局拡大会議に出席した金正恩委員長=平壌(朝鮮中央通信=共同)

 【北京共同】北朝鮮の朝鮮中央通信は30日、金正恩朝鮮労働党委員長が29日、党政治局拡大会議を主宰したと報じた。会議では、経済指導機関が現在の環境に対応できていないとして厳しく批判された。新型コロナウイルス対策の国境封鎖が長期化し、経済への打撃が表面化している可能性がある。

 金氏の動静報道は15日の党政治局拡大会議の主宰以来、2週間ぶり。米大統領選の結果や米朝関係への言及は今回も伝えられなかった。

 29日の会議では、来年1月に開催予定の党大会の準備状況を確認したほか、党の指導強化に向けた思想事業部門の組織改編についても決めた。


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