2020年11月29日 17:43 | 無料公開
「データ中継衛星1号機」や「光データ中継衛星」などを搭載し、打ち上げられるH2Aロケット43号機=29日午後4時25分、鹿児島県の種子島宇宙センター(共同通信社ヘリから)
三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は29日午後4時25分、政府が事実上の偵察衛星で収集したデータを中継する「データ中継衛星1号機」、JAXAの「光データ中継衛星」などを搭載するH2Aロケット43号機を鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げた。衛星は約30分後に予定の軌道に入った。2005年の7号機から37回連続で成功した。
地上付近を撮影する観測衛星は、位置によっては日本国内のアンテナとデータ通信を行うことができなかった。中継衛星を経由すれば、陸上を観測する衛星との通信が可能なエリアが広くなる。