エコカー減税、対象7割を維持 取得時軽減は半年延長軸に調整

新しい自動車減税の仕組み

 政府、与党が2021年度税制改正で検討する自動車減税の概要が27日、分かった。環境性能に応じて自動車重量税を減らす「エコカー減税」は延長後も、減免対象が新車販売台数の7割となる現在の水準を維持。車の取得時に支払う「環境性能割」の軽減措置は、21年3月末から半年間の期限延長を軸に調整する。新型コロナウイルス感染拡大で低迷する新車需要の下支えが狙い。

 エコカー減税の算定は21年5月以降、車の性能向上を反映した最新の「2030年度燃費基準」が適用され、1リットルあたり25・4キロが目安の平均燃費を達成した車は免税となる。


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