需要不足、マイナス6・2% 7〜9月期、内閣府推計

 内閣府は27日、日本経済の需要と潜在的な供給力の差を示す需給ギャップ(GDPギャップ)が、2020年7〜9月期はマイナス6・2%になったとの推計を発表した。マイナス10・5%と過去最大のマイナス幅だった4〜6月期からは回復したが、依然として経済が大幅に落ち込んでいる実態を映した。マイナスは4四半期連続となる。

 内閣府によると、新型コロナウイルス感染症の影響などを考えなければ、日本経済は7〜9月期に540兆円超の規模があったと推計される。実際は約508兆円にとどまっており、差し引きで34兆円程度の需要不足があるという。


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