群馬県ヘリ墜落、機長を書類送検 業務上過失致死容疑、事故で死亡

 群馬県の防災ヘリコプター「はるな」が2018年8月、同県中之条町の山中に墜落し乗員9人全員が死亡した事故で、県警は26日、業務上過失致死や航空危険行為処罰法違反などの疑いで、死亡した天海紀幸機長=当時(57)=を書類送検した。

 書類送検容疑は18年8月10日、気象状況の悪化で視界不良になり、目視による飛行の継続が困難でありながら飛行を続行し、最低安全高度である地表から150メートル以下の低空を飛行するなどしてヘリを墜落させ、乗員を死亡させた疑い。

 事故では、機長に加え、県防災航空隊と吾妻広域消防本部の職員計8人が死亡した。


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