安倍氏秘書ら2人主導か 補填必要性、事前に認識

 安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前日に主催した夕食会を巡り、安倍氏の公設第1秘書と資金管理団体「晋和会」の会計責任者の2人が、費用負担を主導して決めていたとみられることが26日、関係者への取材で分かった。会場のホテル側から見積書を提示されており、補填する必要性を事前に認識していたとみて、東京地検特捜部は政治資金規正法違反を軸に捜査を進めている。

 夕食会は公設第1秘書が代表の「安倍晋三後援会」が主催し、2013〜19年に東京都内の二つのホテルで開かれた。

 関係者によると、1人5千円の会費制で、支払総額との差額分は安倍氏側が負担していた。


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