国連、温室ガスゼロへ行動加速を 日本の2050年目標を評価

25日、共同通信の単独オンライン会見に応じる国連のグテレス事務総長(国連提供、共同)

 【ニューヨーク共同】国連のグテレス事務総長は25日、菅義偉首相が2050年までに国内の温室効果ガス排出を実質ゼロにすると宣言したことを「極めて重要な施策だ」と評価し、行動を加速するよう促した。日本が公約実現に必要な具体的措置を取ることを「確信している」と述べた。共同通信とオンラインで単独会見した。

 30年度の排出削減目標を引き上げ、地球温暖化対策に実効性を持たせるよう注文を付けた形だ。日本政府は10月、30年度の電源構成の見直し議論を開始。3月には、30年度目標を13年度比26%に据え置き、国内外から強い批判を浴びていた。


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