同性愛暴露、二審も棄却 一橋大生の転落死、東京高裁

東京地裁、東京高裁などが入る裁判所合同庁舎=東京・霞が関

 一橋大法科大学院生の男性=当時(25)=が2015年、同性愛者であることを同級生に暴露される「アウティング」の被害を受けた後、校舎から転落死したことを巡り、適切な対応を取らなかったとして、両親が大学に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁(村上正敏裁判長)は25日、請求を棄却した一審東京地裁判決を支持し、両親の控訴を棄却した。

 昨年2月の一審判決は、男性が相談していた教授やセクハラ相談室員の対応に問題はなかったとして、大学は教育環境に配慮する義務に違反していないとしていた。


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