札幌、大阪3週間除外 旅行代金35%国が解約補償

菅首相との協議を終え、取材に応じる赤羽国交相=24日午後、首相官邸

 政府は24日、観光支援事業「Go To トラベル」の対象から札幌、大阪2市を一時除外すると正式決定した。新規予約は24日から12月15日まで3週間停止する。予約済み旅行は12月1日出発分まで利用を認め、それ以降は割引を無効にする。利用者にキャンセル料の支払いは求めず、国が宿泊施設や旅行業者に代金の35%分を補償する。2市を出発する住民の旅行は割引を認める。全国知事会は出発分も制限を検討するよう政府に要請した。

 新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、菅義偉首相、赤羽一嘉国土交通相ら関係閣僚が24日、官邸で協議、決定した。


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