10月の百貨店売上高1・7%減 消費増税反動で改善

 日本百貨店協会が24日発表した10月の全国百貨店売上高は、既存店ベースで前年同月比1・7%減だった。前年同月に消費税率引き上げで販売が落ち込んだ反動で、9月の33・6%減からは改善した。

 訪日外国人客による免税売上高は91・8%減だった一方、免税を除いた売上高は富裕層を中心に高額品が好調で、4・8%増だった。プラスになるのは13カ月ぶり。

 一方、11月は18日までの主要41店舗の売上高が、約13%減と再び悪化した。足元では新型コロナウイルス感染拡大の「第3波」が懸念され、今後さらに来店客が減少する可能性もある。


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