国交省、空港に靴検査装置導入へ AIも利用、テロ対策強化へ

 空港のテロ対策強化のため、国土交通省が、靴専用の保安検査装置や、エックス線検査業務を支援する人工知能(AI)技術を導入する方向で検討していることが23日、関係者への取材で分かった。国交省は2021年度予算の概算要求に関連経費を盛り込んだ。

 01年、米アメリカン航空の乗客が靴に隠した爆発物に点火しようとした爆破未遂事件が発生。その後日本国内でも靴の検査が強化され、ラグビーワールドカップが開催された昨年9月からは国内、国際線ともに厚底靴やブーツ、くるぶしを覆う靴は全てエックス線検査の対象となった。


  • LINEで送る