日航、赤字最大2700億円 21年3月期の連結純損益

羽田空港に並ぶ日航機=4月

 日本航空は30日、2021年3月期の連結純損益が2400億〜2700億円の赤字になるとの見通しを発表した。会計基準は異なるが、前期は534億円の黒字だった。通期の赤字は経営破綻を経た12年の再上場後初めて。

 7月に始まった政府の観光支援事業「Go To トラベル」などで国内線の客足は戻りつつある。半面、旅客収入の半分を占める国際線の低迷による減収が響いた。

 新型コロナウイルスの感染拡大により世界各国は入国制限を続けているため、国際線の需要回復の予測が難しく業績見通しに変動幅を設けた。


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