ワクチンで米モデルナと契約 政府、2500万人分の供給

 厚生労働省は29日、米バイオテクノロジー企業モデルナが開発中の新型コロナウイルス感染症のワクチンについて、実用化されれば来年前半から5千万回分の供給を受けることで同社と契約したと明らかにした。接種は1人当たり2回で、2500万人分に相当する。

 日本政府は既に米製薬大手ファイザー、英製薬大手アストラゼネカと、それぞれワクチン1億2千万回分の供給で基本合意。モデルナは3社目となる。

 モデルナが開発しているワクチンは、初期の臨床試験(治験)では参加者全員の血液中にウイルスの働きを中和する抗体が作られたのを確認。米国内で3万人対象の最終段階の治験が進んでいる。


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