東証、午前終値は2万3410円 欧米コロナ深刻化に警戒

東京証券取引所=東京・日本橋兜町

 28日午前の東京株式市場の日経平均株価(225種)は続落した。欧米の新型コロナウイルス感染症の流行深刻化が改めて警戒された。円高ドル安進行も重荷となり、一時150円超下落した。

 午前終値は前日終値比75円04銭安の2万3410円76銭。東証株価指数(TOPIX)は9・92ポイント安の1607・61。

 欧州は新型コロナの感染者数急増で各国が次々と対策を強め、全米での流行沈静化はめどが立たず、海外景気の回復の遅れに不安が広がった。日本経済に悪影響が及ぶとして売り注文が出た。

 外国為替市場では感染拡大が加速する米国のドルが売られた。


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