中国、習近平氏に権限集中か 党主席制復活と報道、22年に

演説する習近平国家主席=23日、北京の人民大会堂(共同)

 【北京共同】シンガポール紙、ストレーツ・タイムズは27日、中国共産党が2022年の党大会で、最高指導者が絶大な権限を持つ「党主席制」を復活させ、習近平国家主席が就任する方向だと伝えた。複数の中国指導部に近い筋の話としている。

 共産党は26日から第19期中央委員会第5回総会を開会中で、同紙はたたき台が水面下で討論されるとの見通しを示した。

 党主席はかつて毛沢東らが就いたが、権限が集中し過ぎるとして1982年に廃止された。同紙は、党主席のほかに複数の党副主席を置き、現在7人で構成される最高指導部、政治局常務委員会は5人か3人に縮小されるとしている。


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