LEDでコロナ不活化データ確認 徳島大、製品開発への活用を期待

 徳島大は27日、新型コロナウイルスの不活化に有効とされる「深紫外線発光ダイオード(LED)」を使った実証実験で、波長の種類や照射時間に応じた効果の違いを確認し、基礎データを得られたと発表した。LEDを活用した製品開発への活用が期待できるとしている。

 深紫外線は短い波長の紫外線で、ウイルスの遺伝子を破壊する効果がある。

 徳島大の野間口雅子教授らのチームは、新型コロナを含む液にLEDの光を当て、不活化に必要な照射時間やエネルギーを比較した。野間口教授は「空気清浄機などLEDを用いた製品の性能評価に役立てられる可能性がある」と話している。


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