共通テスト、記述式肯定15% 8割超が慎重、大学アンケート

文部科学省

 文部科学省は27日、国公私立大の学部ごとに入試改革について尋ねたアンケートの結果を公表した。「大学入学共通テストに記述式問題を出題すべきか」との質問に肯定的な回答をしたのは15%にとどまり、否定的な回答が84%に上った。英語民間検定試験を活用することにも慎重意見が目立った。大学入試改革に関連した大規模な文科省調査は初めて。

 文科省は入試改革の柱として共通テストに「記述式」と「英語民間検定試験」の導入を計画したが、批判が広がり昨年、中止となった。引き続き検討を進めており、今回の調査で大学側にも抵抗感があることが明らかになり、改革の議論に影響を与えそうだ。


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