次世代エネ普及へ年内計画 経産相、温室ガス50年ゼロ

温室効果ガス削減の取り組みについて記者会見で説明する梶山経産相=26日午後、経産省

 梶山弘志経済産業相は26日、菅義偉首相が所信表明演説で温室効果ガス排出量を2050年までに実質ゼロにする目標を掲げたことを受けて記者会見し、水素や洋上風力など次世代を見据えたエネルギーの普及へ向け年内に実行計画をまとめる方針を示した。ゼロ目標達成には「日本の総力を挙げる必要がある」と述べ、経産省が主導して取り組む意向を強調した。

 地球温暖化対策で「脱炭素」の動きが国際的に加速しており、経産省は今年7月、非効率な石炭火力発電の段階的な休廃止を打ち出した。太陽光や風力といった再生可能エネルギーの導入拡大を軸に、代替電源を確保する具体策の検討を本格化させる。


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