核禁条約の発効へカウントダウン 長崎市役所でボードの点灯式

核兵器禁止条約発効までの日数が点灯したカウントダウンボードと長崎市の田上富久市長(左から2人目)ら=26日午後、長崎市役所

 核兵器禁止条約が発効要件の50カ国・地域の批准を達成したことを受け、長崎市役所で26日、発効までの日数を示すカウントダウンボードの点灯式が開かれた。条約は来年1月下旬に発効する。

 市役所本館の入り口近くに設置されたボードには発効まで「88日」と表示された。点灯式には同市の田上富久市長や被爆者、核兵器廃絶を求めて署名活動に取り組む「高校生平和大使」らが出席。田上市長は「長崎が目指している道はただ一つ。核のない世界の実現だ」と意気込んだ。

 一方、広島市中心部では被爆者ら約50人が「被爆国・日本政府は条約に参加を」などと書いた横断幕やプラカードを掲げた。


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