推進国は歓迎、核保有国は淡々 禁止条約発効に政府やメディア

 核兵器禁止条約の批准国・地域が24日、発効に必要な50に達し、来年1月の発効が決まったことについて、条約推進国から歓迎の声が上がる一方、五大保有国の米英やフランスのメディアはほとんど報じないか、淡々と伝える姿勢が目立った。

 「核兵器のない世界への重要な一歩」。条約推進国オーストリアの首相で、条約制定の立役者の一人でもあるクルツ氏は24日、ツイッターで条約発効確定を歓迎した。批准50番目となった中米ホンジュラスのロサレス外相は「歴史的な日」とツイートした。

 五大保有国はいずれも条約に不参加。米国では24日、速報するメディアはほとんど見られなかった。


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