小惑星の石、たくさん取れた NASAが採取成功、画像で確認

小惑星ベンヌに接地する探査機オシリス・レックスの採取装置(上)と、飛び散る岩石(NASA/アリゾナ大提供・共同)

 【ワシントン共同】小惑星の石、たくさん取れた―。米航空宇宙局(NASA)は23日、小惑星ベンヌに20日に着陸した探査機オシリス・レックスが岩石採取に成功したと発表した。アームの先端にある円盤状の採取装置を機体のカメラで撮影し、岩石がこぼれ出すほど内部にたっぷりと入っているのを確認した。

 目標だった60グラム以上の入手は確実とみられる。装置からの流出を防ぐため、地球帰還用のカプセルに速やかに収納する。日本では探査機はやぶさ、はやぶさ2が小惑星の岩石採取に成功しているが、NASAでは初めて。2023年9月に地球に持ち帰る。


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