2020年10月22日 12:38 | 無料公開
名古屋市で開かれた「特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議」の会合=22日午前
名古屋城天守の木造復元を目指す名古屋市は22日、有識者による「特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議」を市内で開いた。新天守の重さを支える「基礎構造」の具体的な工法を決める際、地震時の安全性確保が必要だとの認識を確認。今後新たに設置予定の有識者による調整会議で引き続き検討する。
基礎構造を巡っては、木造復元と歴史的に貴重な石垣の保全の両立が焦点となっている。市がこれまで提案してきた工法では石垣の一部を解体する必要があった。
この日の会議では、石垣などの遺構の保存を前提とした工法とすることを改めて確認した。