公取委、携帯市場を調査へ 競争環境の整備、値下げ期待

 公正取引委員会の菅久修一事務総長は21日の定例記者会見で、携帯電話市場の実態調査を検討していると明らかにした。スマートフォン端末の販売などに関して適正な競争環境を整えることで、菅政権が掲げる携帯料金引き下げを含めサービス向上の実現を期待する。

 菅久氏は携帯市場について、第5世代(5G)移動通信システムの提供開始や楽天の本格参入により競争環境に変化が生じていると説明。市場の問題点が改善されれば「消費者にとって良い方向に進んでいく」との見方を示した。調査の実施時期や具体的な内容は明言しなかった。


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