月命日「真実明らかに」 面影胸に、遺族6年8カ月 東京女子医大、午後送検

東京女子医大病院=東京都新宿区

 2014年2月、東京女子医大病院で2歳男児が鎮静剤を大量投与された後に死亡した医療事故で、警視庁は21日、当時の麻酔科の医師6人を書類送検する。一人息子を亡くした父親は「病院側は誰一人奪った命に向き合わず絶望したこともあった」と言う。発生から6年8カ月、面影を胸に、何が起きたか伝えるために闘い続けている。

 亡くなった男児は孝祐ちゃん。21日は月命日に当たる。父親は「捜査員の方々が無念を受け止めてくれた」と感じた。孝祐ちゃんには「警察が真実を明らかにし、責任を追及してくれるよ」と報告。ブランコに乗ってほほ笑む遺影が「いつも以上にニコニコして見えました」。


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