2020年10月20日 00:14 | 無料公開
金融庁
金融庁は19日、東京証券取引所で株式売買が終日停止した1日のシステム障害を受け、東証への立ち入り検査を実施する方向で検討に入った。検査結果を踏まえ、金融商品取引法に基づく業務改善命令を視野に対応する。東証は19日、設定ミスやマニュアルの不備が2015年のシステム更新から続いていたことを明らかにし、再発防止に向けてシステムの設定の総点検や、バックアップ装置への切り替えなどの訓練を行うと発表した。
東証によると、証券会社や投資家など市場関係者と対策を検討する協議会を設置し、障害発生時の取引再開のためのルールを来年3月末をめどに取りまとめる。