サクラエビ秋漁11月解禁、静岡 規制付きで操業予定

 静岡県桜えび漁業組合は30日までに、国内では駿河湾だけで水揚げされるサクラエビの今年の秋漁期を、11月1日から12月23日までと決めた。資源保護のため昨年に引き続き海域や漁船の数を制限する予定だが、実石正則組合長によると、県水産・海洋技術研究所と実施する資源調査が荒天の影響で遅れており、具体的な規制内容は決まっていない。

 サクラエビは2018年の春漁から歴史的不漁が続き、同年は秋漁を休止。19年は資源保護のため、湾を15海区に区分し、体長が3・5センチを超えるエビの割合が一定水準に達していない海区は禁漁とするなど、操業を制限した。


  • LINEで送る