香川のゲーム条例、違憲と提訴 高校生ら賠償請求、高松地裁

 香川県で4月に施行された子どものインターネット・ゲーム依存症対策条例は憲法13条が保障する幸福追求権などを侵害し違憲で、精神的苦痛を受けたとして高松市の男子高校生(17)と母親が30日、県に計160万円の損害賠償を求め高松地裁に提訴した。

 条例は、18歳未満のゲーム利用は1日60分(学校休業日は90分)まで、スマートフォンの使用は中学生以下は午後9時、それ以外は午後10時までにやめさせることを目安に、家庭でルールを作って子どもに順守させる努力義務を保護者に課している。罰則はない。ゲームの利用時間を制限する内容の条例は全国初。


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