クウェートのサバハ首長が死去 91歳、83歳皇太子が継承へ

サバハ・アハマド・ジャビル・サバハ首長=2014年3月、クウェート(ロイター=共同)

 【イスタンブール共同】中東クウェートの国営通信は29日、同国のサバハ・アハマド・ジャビル・サバハ首長が死去したと伝えた。91歳。治療のため7月に渡米していた。死去した日時と場所は不明。ナワフ・アハマド・サバハ皇太子(83)が首長を継承する見通し。

 サバハ首長は1929年生まれ。クウェートのムバラキーヤ校で初等教育を受けた。63〜91年外相。92〜2003年第1副首相兼外相。03年〜06年1月首相。

 06年1月、ジャビル元首長の死去に伴い即位したサアド前首長が、健康不安を理由に同月中に退位。実力者で首相だったサバハ氏が議会の議決を経て首長に指名された。


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