ホンダ、不妊治療に年5日特別休 同性婚に祝い金も、離職防ぐ狙い

 ホンダは29日、不妊治療を理由とする年間5日の特別休暇や在宅勤務を認める新制度を4月に導入したと発表した。同性婚をした社員に対する祝い金や介護支援制度の適用も同月始めた。働く環境を整えて従業員の離職を防ぐ狙い。インターネット上で開いた働き方改革に関する記者説明会で明らかにした。

 不妊治療に伴う特別休暇は既に数人が利用したという。新型コロナウイルス感染拡大を受けた在宅勤務の推進により、賃貸ビルなどに入居する事業所の面積削減も検討する。担当者は「必要以上に会議や移動に時間を費やしていた」と述べ、生産性向上に努めると説明した。


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