東証続伸、終値は27円高 中間配当再投資観測で買い広がる

東京証券取引所=東京・日本橋兜町

 29日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は小幅に3営業日続伸し、前日比27円48銭高の2万3539円10銭と約2週間ぶりの高値で取引を終えた。投資家が上場企業から得る配当金を証券市場に再び投じるとの観測が生じ、買い注文が入った。最近の米株式市場の積極的な投資姿勢を好感した。

 朝方は売りが優勢だった。3月期決算企業から2020年9月中間配当を受け取る権利が前日に確定し、権利獲得後の株式を手放す動きがあった。平均株価の下げ幅は一時160円を超えた。

 午後の取引では110円超上昇し約7カ月ぶりの高水準に達する場面も。半導体関連株などに投資資金が向かった


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