欧州で再拡大、景気の二番底懸念 感染対策を強化、追加緩和も

新型コロナ感染拡大のため閉鎖したレストランや店舗=7日、ロンドン(ゲッティ=共同)

 【ロンドン共同】スペインやフランス、英国を中心に新型コロナウイルス感染症が再拡大している欧州で、景気の二番底懸念が強まっている。いったんは緩和した移動制限や飲食店の営業制限を再び強化する動きも出始め、既にダメージを受けた企業活動や消費をさらに冷え込ませる恐れも。中央銀行の追加金融緩和観測も高まっている。

 英調査会社IHSマークイットによれば、ユーロ圏の9月の景況感を示す総合購買担当者指数(PMI)速報値は50・1、英国は55・7だった。ともに好不況を判断する節目の50は超えているが、8月からはそれぞれ1・8ポイント、3・4ポイントも落ちた。


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