コロナ新規感染者の減少が鈍化 専門家組織、警戒呼び掛け

 新型コロナウイルス対策を厚生労働省に助言する専門家組織は24日、会合を開き、7月末ごろから続いてきた新たな感染者の減少が鈍化してきたとの分析結果をまとめた。地域によっては下げ止まったり、増加に転じたりしており、感染拡大に警戒を呼び掛けた。

 1週間当たりの全国の新規感染者数は、9月9〜15日が3731人だったのに対し、16〜22日は3287人に減少した。ただ、1人の感染者が平均何人にうつすかを示す指標「実効再生産数」は1近くに上昇してきている。

 宮城や群馬、千葉で9月初めから感染者が増える傾向にあり、京都や大阪でも増加の兆しがみられる。


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