首相、デジタル庁新設の検討加速 来年国会に法案提出

デジタル改革関係閣僚会議であいさつする菅首相(中央)。右は平井デジタル改革相=23日午前、首相官邸

 菅義偉首相は23日の「デジタル改革関係閣僚会議」の初会合で、政権の看板施策として掲げる「デジタル庁」の新設に関して「検討を加速し、年末には基本方針を定め、次の通常国会に必要な法案を提出したい」と述べ、作業を急ぐ考えを示した。併せて省庁間の縦割りを排除した協力体制を構築し「スガノミクス」を本格的に始動させる。

 来年1月からの通常国会には、デジタル分野の重要法案であるIT基本法を抜本改正する法案も提出する方針だ。全閣僚が出席した23日の会議で、菅氏は「この大きな改革に全力で協力していただきたい」と強調。内閣の総力を挙げて取り組む姿勢を鮮明にした。


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