中国序列4位、台湾問題で警告 「主権や安全への損害容認せず」

中国の人民政治協商会議の汪洋主席

 【北京共同】新華社電によると、中国共産党序列4位で国政助言機関、人民政治協商会議(政協)の主席を務める汪洋氏は台湾独立志向の与党、民主進歩党(民進党)政権を念頭に「『台湾独立』は袋小路だ。国家主権や安全へのいかなる損害もわれわれは容認しない」と強調した。福建省アモイで開かれた台湾との交流イベント「海峡フォーラム」のビデオ演説で表明した。

 中国は米高官の訪台に反発、軍事的圧力を強めている。汪氏は「外国勢力を頼みに危険な道を進むことは台湾にリスクをもたらす」と警告。

 中台交流や協力を「制限、縮小するたくらみ」があるとも述べ「百害あって一利なしだ」と強調した。


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