神経剤でロシア反体制派に障害 どうやって話すか分からなかった

19日、インスタグラムに投稿されたロシアの反体制派ナワリヌイ氏の写真(同氏のインスタグラムから・共同)

 【モスクワ共同】猛毒の神経剤で襲撃されたとみられるロシアの反体制派ナワリヌイ氏は19日、階段を上り下りできるほど体力は回復しているものの、人や物を認識したり言葉を話したりする機能に重大な障害が出ていることを明らかにした。写真共有アプリ、インスタグラムに投稿した。

 ベルリンの病院でリハビリ中のナワリヌイ氏は、つい最近まで「人を認識できず、どうやって話すか分からなかった」と明らかにした。「自分の絶望感を言葉で言い表すことすらできず、ただ黙っていた」という。

 「まだ多くの問題を解決しなければならない」と述べ、リハビリが長期化する可能性を示唆した。


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