JR東日本、新幹線で果物輸送 仙台―北海道、販路拡大へ

新幹線に積み込まれる果物が入った箱=18日午前、JR仙台駅

 JR東日本は18日、新型コロナウイルスの影響で飲食店からの需要が落ち込んでいる果物の販路拡大に一役買おうと、宮城県産のブドウやナシなどを仙台駅から東北新幹線に載せ、北海道の新函館北斗駅に発送した。果物は函館市で19〜21日に開かれる宮城、福島、山形3県の特産品を集めたイベントで販売される。

 JR東は新幹線で食材を地方から東京駅に運んだことはあるが、地方から地方への新幹線での輸送は初めてという。同社の担当者は「地方間で名産品を送り合い、販路拡大や地域活性化につながればいい」と話した。

 同社は17年から試験的に新幹線での食材輸送を始め、今回から事業化する。


  • LINEで送る